佐々木敏光(ささき・としみつ) 1943年 二百十日生れ(山口県 宇部市) 佐々木敏光略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) かつて、自転車に乗って富士山一周など放浪癖あり。( こんなふうには走れないよ ) 続 佐々木敏光句集『富士山麓・晩年』(邑書林) 発売中 自選三十句+プラス 夢の世や蝶のかたちの夢が飛ぶ 万緑や淋しき首を窓に置く 銀漢や人順番に死んでゆく 歳晩や鼻歌いつか第九へと 秋の暮どうにかなるとただ思ふ 裏山を森へなだるる霧の塊(くわい) 泥濘(ぬかるみ)や牛蚊虻(ぶんばう)に油断すな わが脳のプールを泳ぐ小人たち 富士へ向けなぜか指揮棒ふる男 春風や死にゆくために敬礼す 生命とは溢るるものぞ雲の峰 秋夕べ富士隣人のごとく立つ 富士ひとつ月もひとつの良夜かな 全機ありわれらの空の雪の富士 目の前に蓑虫揺るる余生かな わが家へと吹かれて来たる蛍かな いつか死ぬわたくしでした曼珠沙華 美しき雉の戦ふ冬田かな 巨大なる蛾ののぞきゐるよその家 夢の世にうつつありけり原爆忌 秋の暮歯医者で口を開けてゐる ふるさとの枯枝にある懸り凧 孤独だと思へば孤独夏祭り 朧夜のわれや本来無一物 鳥ゐない鳥籠無敵秋の風 巨大なる蛾ののぞきゐるよその家 昔ギロチンによる処刑がおこなはれてゐた広場 コンコルド断首の魂(たま)のごとき月 悪魔的便秘居座る雲の峰 石巻日和山神社 三・一一、三年半後 鈴鳴らす死者へ津波へ原発へ 東京 ぎつしりと人湧いてくる大枯野 炎帝は核融合をしてをられ ☆ マツカーサー来たる原爆投下以後 「二十代に書いた短編のレジユメ前書付き俳句」より 新聞 コラム 「美しき雉の戦ふ冬田かな」【讀賣新聞朝刊 長谷川櫂「四季」】 「寒月光夜の女王然と富士」【【愛媛新聞朝刊 土肥あき子「季のうた」】
以下、第一句集『富士・まぼろしの鷹』より 自転車に春の空気を入れてみる 佐々木敏光 流れゆく薄つと立つ河童淵 同 雨の日は雨の中ゆく遍路かな 同 氷山が俺の頭に頑とゐる 同 鷹の目の中の青空限りなし 同 立ち上がり尺取虫となりにけり 【讀賣新聞朝刊 長谷川櫂「四季」】 稜線にキスして富士の初日かな 「ウラハイ」関悦史 元「鷹俳句会(藤田湘子主宰)同人」 一時、フランス文学関係の出版社「白水社」編集部勤務 静岡大学名誉教授 (フランス語・欧米文化論担当[教育学部国際理解教育講座]) 2009.3. 定年を機に、富士山麓、朝霧高原一隅の森(富士宮市)に定住。 個人誌発行:佐々木敏光・俳句個人誌『富士山麓』(月刊) 単著 フランス文学『ヴィヨンとその世界』(沖積舎) 句集『富士・まぼろしの鷹』(邑書林) 続・句集『富士山麓・晩年』(邑書林) 「ホームページ」へ 『香樹』(短編・17歳の作)(2000.3.9) 二十代に書いた短編のレジユメ前書付き俳句(2017.4.5.) 詩・短歌(二十歳、三十代、六十代+七十代)(2014.6. 増補) 漫画・マンガ(学生時代の作三点)(2012.2.) 絵本「スウェーデンのすべり台」(彩色版)(2017.3.) 佐々木敏光・俳句個人誌『富士山麓』(月刊) 「富士百五十句」(『富士・まぼろしの鷹』より)(NEW 2014.9.8.) 佐々木敏光句集『富士・まぼろしの鷹』 発売中 他選『富士・まぼろしの鷹』の句 「佐々木敏光俳句16句」(2011.3.) 『まぼろしの鷹』(未刊句集)(2011.3.) 富士山麓住い(エセ−)(2012.10.) エセー「森の中のモンテーニュ」(連載中) 『ヴィヨンとその世界』(2008.6) 佐々木敏光「気になる俳句」(更新中)
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発売中!! 佐々木敏光 著
『 ヴィヨンとその世界 ─ヴィヨンという「美しい牡」(芥川龍之介)がいた─』
ヴィヨン詩抄(序に代えて) 第一章 ヴィヨン小伝 第二章 『聖母マリアに祈るためのバラード』 第三章 ことわざ 第四章 死の舞踏 第五章 絞首台 第六章 太宰治『ヴィヨンの妻』 補遺 『隠語によるバラード』
(沖積舎) 発売中
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基本語彙=佐々木敏光、俳句、詩、ヴィヨン、フランス詩、ヴィヨンの妻、エセー、モンテーニュ
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